ボイストレーニングってどんなもの?

「正しい声の出し方を学ぶ」と聞くと、歌や演劇などの練習を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、ボイストレーニングで訓練の対象となる「声」はもっと広い意味を指しています。
滑舌や声の大きさ、発声方法など、日常的な会話に使うような声の出し方もまた、トレーニングの対象となるのです。もちろん、スピーチなど特別な場面での発声も訓練できます。
そのため、トレーニングを受けるのは、必ずしも話すことの専門家を目指すような人だけではありません。例えば、仕事でスピーチやプレゼンが必要だという人や、接客応対や電話対応をスムーズにこなすことを目指す人もいます。また、就職活動を控えた学生が、面接対策としてトレーニングを受けることもあります。
様々な場面における声の悩みに広く解決策を与えるものだと言えます。

トレーニングではどんなことをするのか?

大雑把に言うと、声の大きさ・調子をコントロールすることや、滑舌良く話すことが目的となります。そのために必要になるのが、正しい姿勢・呼吸法や、舌・口の正しい使い方などです。
ボイストレーニングの様子として一般に想像されるのは、早口言葉の練習をしたり、特定の文章を読み上げてそこから矯正していくというものなのではないでしょうか。
もちろん、実際に文章を読み上げるような練習も必要です。しかし、その前段階として、声を出す方法を学ぶことも不可欠です。そのため、まずは鏡を見ながら姿勢を整えたり、声を出しやすい呼吸を探ったり、適切な口の動かし方を学んだりといったことからスタートします。こういったことは、ともすると「当たり前のこと」として見逃されがちです。しかし、普段意識に上らないことだからこそ、訓練をしなければなかなか改善できないことでもあります。

教室に通うことのメリットと自学自習

方法さえ学べば、自分でトレーニングを行うことも不可能ではありません。しかし、ボイストレーニングを自学自習だけで済ませるのには、なかなか困難な点があります。
特に、客観的に正しいやり方ができているのかどうかの判断を下せないというのは大きいでしょう。「できている」と思い込んだまま訓練を続けると、間違った癖がついてしまいがちです。特に声は、自分の耳で聞いた時と他人が聞いたときとではどうしても差が出てしまいます。改善が見られても、自分では気付けないということもありがちです。
教室に通えば、間違っている点があればすぐに指摘・修正してもらうことができ、有利です。また、本や映像で見るよりも、その場でお手本を見聞きできるのは分かりやすいものです。
自分の声を本気で改善させようと思うなら、やはり教室に通うのが一番の近道です。